1974年、日本における最初のコンビニエンスストアが誕生しました。これはセブンイレブンの旗艦店舗で東京・豊洲にオープンした店舗でした。この店舗のオープンは日本の小売業界において画期的な出来事でありその後の日本全国に広がるコンビニ文化の原点となりました。
しかし、その開店初日に最初に売れた商品は意外なものだったのです。それはなんと「サングラス」でした。普通ならおにぎりやパン、ジュースといった食品や飲み物が売れると考えがちですが、このサングラスが販売された背景には興味深い理由があります。
なぜサングラスが最初に売れたのか?
サングラスは当時のアメリカのセブン-イレブンでの売筋商品の一つ。現地を参考にして品揃えをしました。その結果、目立つ場所にあったサングラスが記念すべき最初の商品として購入されたのです。
このエピソードはコンビニの多様な品揃えを象徴するものでもあります。コンビニは「何でも揃う」というイメージがありますがこの出来事がそのコンセプトを初めて示した瞬間だったと言えるでしょう。食品だけでなく日用品やアクセサリーまで、顧客のニーズに応えるための広範な商品ラインナップがコンビニの魅力を支えてきたのです。
コンビニの歴史と進化
このサングラスが売れたというエピソードは日本のコンビニの歴史を振り返る上で非常に象徴的な出来事です。コンビニエンスストアは単なる食品や飲料の販売所ではなく、時代の変化に合わせて顧客のニーズに応える存在として進化してきました。例えば24時間営業やATM、公共料金の支払い、ネットショッピングの受け取りサービスなど日々の生活に欠かせない多様なサービスが提供されています。
コンビニの歴史の中で最初に売れた商品がサングラスであったことは現在の私たちが当たり前と感じている「何でも揃う」コンビニの原点を物語る一幕です。この事実を知ると次にコンビニを訪れた時に商品棚を眺める視点が少し変わるかもしれませんね。